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「お袈裟を縫う会・おおさか」

 

ご案内とお願い

袈裟は2,500年前に、釈尊がお示しになられた教えにのっとり、その通りに作られるのが本式ですが、今では時代とともに、少しずつ本来から離れて行ってしまっています。

釈尊が示された袈裟は「糞掃衣」(ふんぞうえ)と言い、糞掃とは、はきだめ。つまり不要になって捨てられたボロのことです。捨てられたボロの、丈夫そうなとこを選び、洗って綴り合わせて仕立てた袈裟が釈尊の言われた袈裟なのです。

そこでお坊さん側からまずは反省し、自らの「糞掃衣」を作ろうと思い立ちました。しかし、一言に「糞掃衣」を作ると言っても、布はいりますし、縫う作業もあります。とてもじゃないが、一人で一枚を作り上げることは至難の技です。そこで、多くの方々にご参加頂いて、みんなの力で、釈尊が示された教えにのっとり、功徳を積みながら、有り難いお袈裟「糞掃衣」を作っていこうと思っております。勿論お坊さんも参加いたします。参加の仕方は色々です。

 

1、布の提供をしていただく

材料となる布(衣材)は、いらなくなった着物や洋服、帯、羽織や襦袢、蚊帳、布団の布や法衣、稀には新品の布です。消却処分される布が袈裟になっていきます。縫製を解いて洗い、時には染めて布目を整えて、どのように使えるかを検討します。布は小さくても、大きくても、広幅でも、柄物でも、無地でも構いません。お袈裟には絹・麻・木綿を用います。

2、実際に縫っていただく

刺し子、かえし針(却刺縫)で縫います。糸は絹糸です。縫い方の上手下手を一切問いません。袈裟を縫うことが尊いのです。九州のお寺で作られた袈裟には、小学生が刺し子をしています。実際の作業は大きな布を相手にする方と、細分化して手元でする方とに分かれます。手元でする方は、自宅に持ち帰ってもしていただけます。

3、布を染めたり、整えたり

柄のはでな布等は、染めて使用します。染め物の経験のある方の応援が必要です。

4、その他

多くの方が集まれる場所を提供していただいたり、朝から夕方まで集まっていたなら、お昼御飯の支度の御手伝いをしていただいたり、その他色々な御手伝いが必要になってくると思います。そんな御手伝いもみんな袈裟作りの一つです。

当面の計画と概要

・1999年末までに最低1枚、できれば数枚の「糞掃衣」を作り、実際に僧侶が着用して、法要をして、お説教をする。

・始めてのことなので、講師を招き、実際に指導していただく。(九州の方を計画中)

・事務局は下記池田市常福寺に置く。

・高野山真言宗大阪自治布教団主催の事業とする。但し宗旨宗派にとらわれず、誰でもこれに参加することが出来る。

・衣材については、始めてなので、絹と麻を中心に進めていく。

・この趣旨に賛同して頂ける方は、事務局へ住所・氏名・電話番号を登録すること。

・必要に応じ事務局より、個人又は全体に指示を出していきます。

・袈裟作りの資料として「袈裟の研究 久馬慧忠編 大法輪閣出版」を参照する。その他先徳の文献を参照する。

・綺麗な袈裟より、有り難い袈裟を作りましょう。

「お袈裟を縫う会・おおさか」

事務局 常福寺内 担当 松尾光明

2000年 2月 最新情報

おかげさまで昨年の秋に2枚の糞掃衣が誕生いたしました。

常福寺・太融寺・中山寺関係の壇信徒の力により、十一条と十五条ができあがり、現在三枚が進行中です。

常福寺での袈裟を縫う会の様子。

お坊さんのファッションショーに登場した出来上がりの糞掃衣。

お坊さんのファッションショーに登場した制作中の糞掃衣。