TOP>布教活動>観智写仏の会・仏様のお話し>お手本と仏様の説明>普賢菩薩

普賢菩薩

 

普賢菩薩

この菩薩は、五人の如来が描かれた五智宝冠をかぶります。五智とは仏の総ての智慧のことで、それを頭にいただいているということは、そのもの自身が仏の智慧を有しているとということの証しです。密教では本来皆仏心を有し、仏の智慧を具えているのだと説きます。この普賢菩薩は私達の本来の姿を示してくださっているのです。この菩薩の真言は「オン サンマヤ サトバン」といいます。これは衆生(サト)と仏(バン)とは、本来不二平等(サンマヤ)であることを示してくださる菩薩に帰依いたします、何卒我々を守護して本来の仏性を開顕せしめたまえ、という意味になります。しかし私達の日常はなかなか仏の生活というわけにはまいりません。そこで、右手の三本の指を伸ばした三業妙善印が、身・口・意の三つそれぞれについて、見直しながら進みなさいと教えてくださいます。私達の日常は、身→行いと、口→話すことと、意→心に思うことの三つでなりたっています。行いだけが目を引いてよく見えても、心が伴わなければなりませんし、口でえらそうなことを言っても何もせずではいけません。正しい心にもとずいて、目立たなくても確実な行い、仕事をすることができ、災いをつくらない言葉の話せる人。それに心がけなさいと示してくださっています。さらに左手の火焔をまとった剣が教えてくれます。しかしそうは言ってもそこには無明の迷いや、わがまま、自分だけの都合が顔をのぞかせます。そんなとき、常に心に剣を持ち、切り落としていく勇気を持ちなさい。完成はしないけれど、努力の炎を消すことなく、少しずつでもいいから智慧の剣から炎を出し続けなさい。そこに仏として生きる姿が見えますと、普賢菩薩は語ってくださっています。