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弥勒菩薩

弥勒菩薩

弥勒を訳しますと、慈悲から生まれたもの、慈氏となります。釈迦が亡くなられてから56億7千万年経てば、この弥勒菩薩がこの世に下生して、龍華樹の下で成道し、三会の説法を行うとされています。未来に仏になられるので未来仏と呼ばれます。京都太秦広隆寺にまつられている有名な弥勒菩薩は、半跏思惟の形を示しておられます。これはいかにして衆生教化をすべきかを思い悩んでおられる姿です。そもそも菩薩のはじめというのは、青年時代の釈迦を表すもので、父は釈迦族の王様、その子として生まれたシッダルタ太子が、何不自由のない生活を送る内に、さまざまな疑問、悩みが沸き上がってきます。貧富のさ、老いること、病むこと、死ぬこと、命の不思議など、青年にとって重たすぎる疑問が太子をしばりつけます。楽しかった日々は、苦しみの連続になり、何故、どうして、そしてどうすればよいのかを思い悩む毎日です。この姿こそが菩薩なのです。「人は強くなければ、生きていけない。しかし、思いやりがなければ、生きていく資格がない。」人を思いやれる心を持つ。慈氏菩薩が教えて下さることです。