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 文殊菩薩

文殊菩薩

 文殊は「妙吉祥「妙音」と訳します。「妙吉祥」は、一切の智慧の徳を備えているからです。「妙音」は、大慈悲の力を持って、妙法を説法(音)するからです。

梵篋(ぼんきょう)→「三人寄れば文殊の智慧」という、その智慧の象徴のいわゆるお経本を持っています。では仏様の智慧とはどんなものでしょうか。ひとつの言い方をすれば「無分別」です。私達の生活では、分別のある人が良い人で、無分別な人が困った人と言いますが、仏様の世界では、分別しないのが良いとされています。つまりものさしが一つではなく、いくらでもものさしがあって、どれもこれもがそれにかなうからです。総てのモノに価値があるのです。この世につまらぬ物は一つもない、いずれも皆尊い真理の現れである。「つまらぬと 言うは小さき 知恵袋」

剣→その智慧を磨いて光らそうとするのを、妨げるのが心の中にある我欲です。欲望のエネルギーは大切です。前進し、人のためにつくすにはエネルギーがないと働けません。でもそのエネルギーが時々あらぬ方向に向きかけることがあります。その時、軌道修正するのが、手に持っている剣です。私達は迷い多い生活を送っています。なかなか完成された暮らしにはなっていきません。でもそれでいいのです。大切なことは、修正する剣を常に持っていることではないでしょうか。