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薬師如来

 

薬師如来

この尊の別名を医王尊といいます。お医者様の中でも王様格というところでしょうか。薬壷を持つことが多く、これは応病施薬を表し、応機説法で衆生の心身の病を治すことを示します。医者が病人に合ったように治療をほどこし、薬を与えるが如く、釈迦の生涯は、その人その場に応じ、相手の立場に立っての説法であり実践であった。これを具体的に仏様の姿としたのが、この尊であります。簡単なようでむつかしいのが、相手の立場にたってということです。弘法大師はは師匠恵果阿闍梨の碑文に「貧を救うに財をもってし、愚を導くに法をもってす」と書いておられます。お腹のすいている人には、まず食事を、高尚な理屈はいりません。精神的に弱っている、迷い多き人には法を説いて聞かせてあげなさい。人は自分の都合が知らず知らずの内に優先してしまいます。とっさに出てくるのはまず自分のことです。相手の立場にたてるかどうかは、まず自分を後回しにできるかどうか、自分を譲れるかどうか、自分を愛しているいとおしいと思っているのと同じだけ、相手を愛し、いとおしいと思えるかどうかにかかっています。 むつかしいことではあります。